中1 百人一首大会
声と共に、札に向かって勢いよく手が伸びました。覚えていた札が取れたようです。思わず笑顔が浮かびました。
中学生は国語の授業で、百人一首について学びます。3年間で100首全てを覚えますが、1年生は、30首まで。今回は覚えた30首で、百人一首大会を行いました。
普段は茶道や箏曲のお稽古で使用しているお茶室。畳の上ということもあり、教室とは違った空気が流れます。試合は前半戦と後半戦に分かれて行う個人戦。自分の試合でないときには、審判と記録係も務めてもらいました。
正座をし、「お願いします。」と互いに礼をして試合開始。1分間で、札の場所を覚えます。
各グループとも札を見つめる表情は真剣そのもの。集中して和歌に耳を傾け、札を取ります。相手より早く札を取るためには、上の句を聞いたらすぐに下の句が思い浮かぶよう、和歌をしっかり覚えておかなくてはなりません。今回、18枚中17枚を、上の句が読まれているうちに取った人もいました。
勝者には賞品を贈呈しました。
試合を楽しみながら、和歌のリズムを自然と感じる、そんな1時間となりました。
カテゴリ: 教室より|投稿時刻:2017年2月23日