ごあいさつ

 みんなちがってみんないい!
子ども達は、伸び伸びと遊び、それぞれの違いを認め合いながら互いにかけがえのない存在として思いやりの心を育んでいます。 日々の幼稚園の活動を通して神様の愛、両親そして周りのたくさんの方々の愛を感じ、信頼する心、委ねる心、感謝の心を育みます。

聖クララ幼稚園 園長 伏島 隆興


 10月のえんだより

 ようやく少しですが、暑さが和らいできてほっとしています。夕方から夜にかけては虫の音も聞こえ、秋らしさも感じます。

 子どもたちは運動会に向け、日々、頑張って練習に励んでいます。大変なこともあるかもしれませんが、目標に向けて頑張っている姿は本当に素晴らしいです。保護者の方々のご協力も連日いただいており、感謝に堪えません。

 色々難しいことや、苦しいことがあっても運動会という1つの目的に向かって皆で力を合わせていくことから子どもたちは多くを学んでいきます。力を合わせて頑張るとき、お友達同士のお互いの絆は深まります。支えあい、助け合うことを通した学びも深まります。その結果として技量も高まっていきます。ですが、何よりも大切なことは、共に生きる力が育まれることです。この学びは、生きていくうえで一番大切な学びであると私は思っています。それは、これからのグローバルな地球社会が良い方向に発展していくために、決して欠かすことのできない学びであると私は信じています。

 10月の聖句は「柔和な人々は幸いである。その人たちは地を受け継ぐ。」というイエス様の言葉です。柔和という言葉には、謙遜、優しさ、穏やかさ、忍耐強さ、というような意味があります。イエス様ご自身が、優しい方だったことに基づいています。柔和という言葉の聖書的な語源(ヘブライ語、ギリシア語)には、優しいという意味だけでなく、苦しみや悲しみという意味も含まれています。この言葉は、優しく、穏やかになれるために、自己犠牲が伴っていることを暗示しています。柔和さは、相手と向き合う姿勢であり、相手を大切にしたいという愛の心に基づくものです。自分自身を少しでも犠牲にして、相手の善のために関わろうとする姿勢、それが柔和さです。そういう意味では、柔和な人は本当に強い人であるということが出きると思います。本当の強さが無ければ、真の柔和な人にはなれません。言い換えれば、確かな生きる力を持っている人こそ、柔和な人であるということが出来ます。イエス様という方はそのような方でした。

 聖クララ幼稚園の子どもたちは、本当に優しいです。練習でなかなかうまくいかない時でも、お友だちを中傷したり、不機嫌になったりするのではなく、いろいろ教えあったり、助け合ったりする道を選ぼうとしています。そういう姿勢は本当にすばらしいです。

 間近に迫った運動会に向けて頑張っている子どもたちを教職員一同、全力で支えていきたいと思っております。

 

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