ごあいさつ

 みんなちがってみんないい!
子ども達は、伸び伸びと遊び、それぞれの違いを認め合いながら互いにかけがえのない存在として思いやりの心を育んでいます。 日々の幼稚園の活動を通して神様の愛、両親そして周りのたくさんの方々の愛を感じ、信頼する心、委ねる心、感謝の心を育みます。

聖クララ幼稚園 園長 伏島 隆興


<7月のえんだより>

 今年の梅雨は平年より2週間以上遅く、ようやく最近になって入梅が報じられました。かつての梅雨とは異なり、雨が降れば豪雨となったりする一方、晴れれば真夏のように気温が上昇する等、気候が大きく変動していることを感じる毎日です。このような中、幼稚園においても体調管理を徹底し、元気で楽しく過ごすことが出来るよう、きめ細かく保育を行っていきたいと考えています。

 健康に気をつけることが大切であることは誰もが知っています。病気になると大変ですし、身体を壊すときは苦痛が伴います。治療も時には楽ではありません。元気に越したことはありません。ですが、健康である意味はそれだけではありません。

 元気であることによって、私たちは周囲の人と喜びを分かち合うことが出来ます。例えば、家族や友人と楽しく食事をすることも、健康であるからこそ出来ることです。自分自身が美味しく、楽しく過ごすだけでなく、皆がそのように過ごし、喜びを分かち合うことが出来る、それによって、お互いの関係性を深めることが出来ることになります。このような分かち合いは、お互い助け合い、支え合うことの基となります。それはイエス様が教えてくださった最も大切なこと、互いに愛し合う生き方そのものです。元気に楽しく暮らすことが出来る身体でいることは、愛し合うことを学ぶための土台にもなると言えます。

 もう一つは、身体を丁寧に手入れしながら、上手に使っていくことの大切さです。生命が宿る身体は神様からの最大の贈り物です。よく手入れをしながら、練習を積み重ねることによって身体能力は限りなく拓かれていくことを私たちは知っています。今年はパリでオリンピック、パラリンピックが開催されますが、この世界的な祭典も、身体と心を大切に育み、最大限に輝かしく活かしたことの証しです。それは、多くの人々に感動、喜びをもたらし、希望を与えるものです。オリンピックのような大それたことでなくても、健康に気をつけ、身体を育むことは、他者を元気づけ、希望を与える大きな可能性を帯びています。このこともイエス様の教えに添っています。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

 7月の聖句は「悲しむ人々は幸いである。その人たちは慰められる」です。なぜそのようなことをイエス様がおっしゃられたか疑問が湧いてきます。悲しみや苦しみは決して願わしいことではないです。しかし、悲しみや苦しみを避けて生きることは出来ない現実があります。生きている以上は、必ず遭遇することです。なぜ悲しみや苦しみがあるかということを理解しつくすことは出来ません。しかし、私たちは、悲しみや試練、苦しみを通して、私たちが多くのことを学び、成長することを知っています。困難さの中で、周囲の人々に支えられながら、乗り越えることが出来た体験は、お互いの絆を深め、その結果、自己肯定感を高める結果をもたらします。お互いが支え合えるために最も大切なことは、悲しみや苦しみを共感し合うことです。共感することは、人間に与えられた最も美しい力の一つだと思います。これは、神様の恵み、計らいによってこそ成せることです。イエス様ご自身が、悲しむ人々、苦しむ人々と共感し、寄り添う方でした。ある時、親しい人の死に接して、大いに泣かれたそうです。イエス様が泣いてくださったことは、大きな慰めになったにちがいありません。共感できることは、相手を慰め、支え、力づける上で、本当に大きな力です。

 さて、この力を発揮するためにも健康に気をつて参りたいと思います。高温多湿の毎日となりそうです。皆様のご健康のために心からお祈りいたします。

 

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