ごあいさつ

 みんなちがってみんないい!
子ども達は、伸び伸びと遊び、それぞれの違いを認め合いながら互いにかけがえのない存在として思いやりの心を育んでいます。 日々の幼稚園の活動を通して神様の愛、両親そして周りのたくさんの方々の愛を感じ、信頼する心、委ねる心、感謝の心を育みます。

聖クララ幼稚園 園長 伏島 隆興


5月のえんだより

 新緑が美しい5月を迎えました。 春は命の息吹を感じる季節だと思いますが、毎朝登園してくる子どもたちのなかにも、その輝きを感じます。 

 5月はマリア様の月です。カトリック教会や正教会、聖公会では伝統的にマリア様を崇敬し、その生き方に倣い、その取次を求めて祈る伝統を持っています。古代からマリア様は神の母と呼ばれてきました。マリア様は神でありながら人としてお生まれになったイエス様の母となることによって神の母となったのです。マリア様は、母としての真の生き方を全うした方です。その生き方は子への愛、家族への愛に貫かれていました。その愛は、神さまへの信頼、神さまの愛に応えて生きようとする生き方の柱でした。そしてマリア様は、隣人を大切にする人でした。困ったことになった時にさり気なく手を差し伸べる様子が福音書にも描かれています。マリア様は、子であるイエス様の十字架の死、復活、昇天、聖霊降臨に母として寄り添い、その結果、全人類の母となりました。母としてマリア様は私たちに寄り添い、助けてくださいます。マリア様を通して神様の助けを願うことには力があります。

 教皇フランシスコが天国に召されました。愛といつくしみに生きること、平和を希求し、貧しい人々、困難の中にある人々に寄り添う生き方を大切にし、自らもそのように生きた方でした。教皇フランシスコもマリア様の模範に倣い、マリア様のご保護にいつも信頼を傾けた方でした。

 5月は聖クララ幼稚園の皆様のためにマリア様のお取次ぎを心からお祈りしたいと思います。

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