誕生日に思う。

 9月26日は私の誕生日です。小さい頃は楽しく嬉しい一日でした。今は感謝の一日です。健康で過ごすことができること。恵まれた同僚やかわいい生徒たちに囲まれて、日々を過ごすことができること。何よりも感謝することができること自体に感謝です。ある神父様がおっしゃっていました。「誕生日はお祝いしてもらう日ではなく、産み育ててくれたことを両親や家族に感謝する日です。」

 30数年前、(まだ若く、髪も豊かだったころ)ある雑誌のエッセイに「9月26日は私の誕生日」というものを見つけ、迷うことなく購入しました。内容は9月26日が台風の特異日(偶然とは思えないほど事柄が重なる意味)であるとの記事でした。多くの方々が亡くなっており9月26日は鎮魂の日であることが書かれていたのです。自分の誕生日に関連して何か嬉しいことを勝手に思い込んだ私自身でした。もしかしたら、世界の出来事はこのように作られているかもしれません。東日本大震災や、台風の惨禍に苦しんだ日でも、ある人にとっては何かの記念日であるかもしれません。逆もしかりです。明日9月27日は、御嶽山の噴火から丸二年が過ぎます。我が家にも時々遊びに来てくれ、中学・高校・大学と10年以上にわたって仲良くしてもらった青年が尊い命を終えた日です。昨日友人たちが集まって3回忌の法要が営まれました。私たちは悲しみと喜びを繰り返しながら進みます。今辛いことがあってもきっと喜びが来ます。今絶好調でも長くは続きません。それならば、向かう道は一つです。今を一生懸命生きること。やってみたいと思うことは頑張ってチャレンジすること。

2016年9月26日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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聖フランシスコのようには生きられませんが、*トンスーラだけは似てきました。

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