回心と改心

 1月18日から続いていた「キリスト教一致祈祷週間」は、今日の「聖パウロの回心」である1月25日で終わります。「キリストの弟子たちを迫害していたサウロ(後のパウロ)は、ダマスコに向かう途中、復活したキリストと出会い、迫害者から信仰者に変わった。」(使徒言行録9章1~22節)。 私たちの日常生活で使うのは「改心」が多いようです。心を改める、悪いことをしたり、悪い思いを持っている時に心を入れ替えることを示します。一方で、聖書で使われる「回心」は、心を神様に向けることを意味します。私たちが神様のことを思う時は、何かお願い事をするなど、困っているときが多いのではないでしょうか。でも本来は日常生活の中で、神様だったら何て言うだろう、神様だったらどう行うだろうと、常に心を神様に向けることが求められています。でも実践することはなかなか難しいですね。そもそも神様の考えることを勝手に思うこと自体が畏れ多いのかもしれません。だからもう少し身近なイエス・キリストの言葉や行ないが拠り所となり、更に身近なマザーテレサやフランシスコの生き方が支えとなるのです。そして、もっと身近な私たち大人は、子供たちのお手本とならなければいけないのかもしれません。日々回心と改心の繰り返しです。

2017年1月25日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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