同じ思いで祈る

 本日1月18日より25日までの8日間、「キリスト教一致祈祷週間」として全世界で祈りが奉げられます。2千年前にイエス・キリストによって示された神の愛を信じたキリスト教徒たちは、様々な歴史的、地理的、文化的な理由から幾つものグループに分かれてしまいました。カトリックとプロテスタントだけでなく、ギリシャ正教やロシア正教などの東方典礼のグループもあります。私が幼い頃は、あまり交流もなく、近い故の微妙な関係だったような気がします。でも世界では100年以上も前から、それぞれの違いを乗り越えて、同じ信仰者として祈ろうという運動が、静かに、でも確実に広がっていました。正式な運動として大きく呼びかけた一人が、アトンメントのフランシスコ会を創立したポール・ワトソン神父様です。100年以上が過ぎ、今では全世界の教会が合同の祈祷集会を持つまでになりました。他者との違いを指摘するのではなく、同じ思いを共有して理解を深めることは、私たちの日常生活の中にこそ必要な心だと思います。実行するにはとても難しいこともいっぱいあります。でも、だから大切なのです。世界のキリスト教一致を願って祈ります。また、宗教の違いも越えて、お互いのためにお祈りしたいと思います。

2019年1月18日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

今回のテーマは、「ただ正しいことのみを追求しなさい」(申命記16・18-20)です。

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