10年

 3月11日、災害大国と言われ、様々な自然災害が頻発する日本において、それでもなお、忘れることのできない東日本大震災。多くの命が奪われ、いまだ不明のままとなっている方もいらしゃいます。また、生活の基盤を失い、多くの困難を抱えながら復興の日々をおくっている方がいます。10年という月日は、私たちに何を与えてくれたのでしょうか。防災意識の高まりも、一時期に比べれば弱くなってきているように感じます。備えを怠ることなく、命を守るために定期的な振り返りが必要です。今日の朝礼で、「被災された方々のために祈りましょう」と祈りの意向が生徒から呼びかけられました。心を込めて祈ります。

 午前中、高校二年生の国語の授業(現代文)で、昨年、留学した友人の報告会がありました。2人生徒が発表してくれたのですが、何よりも教室に入って驚いたのが、心穏やかな優しい雰囲気があふれていたことです。言葉では上手に言い表せないのですが、発表する方も、聞く方も、楽しそうに、喜びを持って同じ時間を過ごしている感じです。信頼し合っている仲間の交流が完成されているのです。担当している先生に聞いてみると、今日だけ特別なのではなく、普段の授業でも同じような雰囲気があるとのこと。とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました。

2021年3月11日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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