お互いさま!お陰さま!

 先日、我が家の自動車がリコール対象になったので、エアバッグの交換をさせてほしいと電話があった。ちょうど定期点検の時期だし、一緒にお願いしようと日程を調整して販売店に持って行った。夕方、受け取りに行った妻が、20年以上お付き合いのある担当者の、お詫びと嘆き(つぶやき?)を聞いたそうだ。「命に係わるリコールは自動車会社にとって、あってはならないことです。お客さまにもご迷惑をかけて申し訳ない」と平謝り。「非があるのは会社の方ではあるのですが、この十年ほどで人々(お客)の様子は大きく変わりました。以前は同様なことがあっても、作業員や私たちには、「大変ですね」とか「お互いさま」という言葉をかけていただくことが多かった。最近は、鬼の首でも取ったかのように、非常に厳しいことばと共に直接関係ないサービスまで請求する人も多くなりました。」グローバル化する社会の中で、はっきりものを言ったり、責任の所在を明らかにすることも必要ではあるけれど、「お互いさま」、「お陰さま」と相手を思いやる、あえてのあいまいさに優しさや人情が心地よい空気を醸し出してくれる、そんな日本の良さを大切にしたい。私もそんな時代を懐かしむ年齢(時代)になってしまったのかな。(学校とは関係ない日記になってしまいました。時代遅れのつぶやきでした。)

2016年7月21日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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