中2 江戸伝統工芸職人訪問発表会

3月16日(木) 勝野講堂にて中学2年生の学習発表会が行われました。

タイトルは「江戸伝統工芸職人訪問発表会」です。

これまで調べてきたことや、2月の職人さん訪問でのインタビューを軸に、①江戸伝統工芸 ②職人さんの職業観・人生観 について班ごとに一人ずつ担当を決めて、それぞれ原稿とパワーポイントを作成しました。

パワーポイントで発表するときには、「原稿用紙を読むのではなく、相手に伝わるように自分の言葉で話そう」と事前に決めていました。さらに、話す人とパワーポイント操作をする人は別なので、タイミングを合わせることが大切です。何度も練習を重ね、当日が近づくにつれて生徒たちの集中力は高まり、良い緊張感がうまれていました。

さて、いよいよ本番です。保護者の方にもご参加いただき、緊張もピークに。

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全10班、およそ1時間30分の発表会でしたが、どの班の内容も一生懸命取り組んだ成果の表れた素晴らしいものでした。

生徒の感想をいくつか紹介します。

・今回の学習を通し、仲間と協力することがとても大切だと改めて確認することができた。インタビューも発表も初めての経験だったので、失敗しないだろうか・・・など自分自身のことを考えることが多かった。しかし、日を重ねるにつれて、「もっとこうしたらいいんじゃない?」「頑張って、自信を持っていこう!!」などお互いを気にかける言葉がけがたくさん飛び交っていた。本番ギリギリまで励まし合い、最高の発表をすることができた。今回の経験を、これからの日々に活かしていきたい。

・今回の活動はとても勇気のいることだった。作業も班員と協力してやらないとできないことがたくさんあり、親交も深まったしいろいろなものを得ることができた学習だと思った。大変だったけれど、中2のうちに経験できたことで、これらのことを活かして先の学習につながる取り組みだったと思う。


充実感や達成感を得た感想が多く見られました。なかにはこんな感想もありました。


・職人さん訪問では質問ができずに相づちばかりで班員に任せてしまって失礼なことをしたと後悔した。発表では、練習の時にはスムーズだったがいざ本番となると緊張からたくさん失敗をしてしまった。次、またこのような機会があれば失敗をいかしてもっと良い発表がしたい。

・訪問する前に、どういうことを発表するかを考えてからインタビューをするべきだった。そうすることで、質問内容・写真の撮り方なども見えて、もっと充実したパワーポイントがつくれたと思う。

・班長としてまとめる役だったが、準備の過程で先生方に最後まで迷惑をかけてしまった。その分発表だけは絶対に良いものにするんだと思っていた。班のみんなはすごく頑張ってくれたのに、私だけ頭が真っ白になってしまい、原稿用紙を少し見てしまった。このことを思い出すと悔しくて、班のみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。今は後悔の気持ちしかない。でも、この悔しさや申し訳なさは、絶対に次に活かし、何かの成功のために尽くしたいと思っている。


今回の発表は今年の「総合的な学習の時間」の集大成として行ったものでした。学習には毎回定められた着地点はあっても、それは終着点ではありません。大切なことは、今回の学習を通して得たことを次の課題へと発展させていくことです。職人さんと出会い新たな価値観に触れたり、伝統工芸を継承することの大切さなど、今回のテーマを通して知り得たことに加えて、成功の喜び、失敗の悔しさ・・・生徒それぞれが大切な学びに気づいたようでした。



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