6年陶芸

本校では、6年生と1年生で陶芸作品を制作します。

1年生は、

1学期に入学したての初々しい時期に、

自分の顔を陶芸用の粘土で作ります。

6年生は、

成形と絵付けの2回に分けて

日常使うお皿を作ります。

何を入れるのかを考え、

思いを膨らませます。

なかには、「お父さま」「お母さま」へ、

またいつも可愛がってくださる

「おじいさま」「おばぁさま」へのプレゼント用に

「お茶碗を作りたいけれど、作ってもいいですか?」

と質問に来る児童もいます。

また、余った粘土で、

家族全員分の箸置きを作る児童もいました。

粘土制作が大好きな児童ですが、

厚さが均一になかなかできなかったり、

形がだんだん広がってしまったりと、

想像以上に作業が難航する児童もいました。

そのような中でも、

造りたい物に向かって皆、

真剣に取り組みました。

6年陶芸2015-1.jpg

この日は、保護者の方も

「参観+お手伝い」で来校してくださいました。

6年間一緒に過ごしてきた子供達を

よく把握してくださり、

お友達にも適確なアドバイスをくださいます。

授業後に、

「余った粘土で、なにか作られてもいいですよ。」

とお声掛けすると、

「では、クラス皆に作りましょう。」

とおっしゃって、小物をつくり、

絵つけの日にも、ご都合をつけて、

朝早くから来校なさって、

仕上げをしてくださいました。

日頃より子どもたちの学園生活を

支えてくださっている保護者の皆さまの

温かいお気持ちに

心より感謝いたします。

児童は、季節の葉を模ったり、

のせるものの種類に応じて

お皿に仕切りを付けたり、

飼い犬用に骨付き肉の形のお皿にしたり、

食べ終わった後のことも考えて

「おそまつさまでした。」

と文字を書いたお皿など、

思い思いの形を楽しみました。

6年陶芸2015-2.jpg

創造性豊かな児童の育みと、

それを支える保護者の皆さまの存在に、

学園の幸せを感じる 一日でした。

 (文:図工科)



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