「受け入れる」ということ!
大人にとっても、子どもたちにとっても困難なことに「受け入れる」ということがあります。相手を「受け入れる」、相手の考えを「受け入れる」ということが、自分の思いをまげて相手の考えに同意する、相手に負けてしまう、と感じることがその大きな要因になっているのかもしれません。自分の考えをしっかりと持ち、それを貫くことはとても大切なことですが、相手の考えを受け入れることによって、大きく飛躍できることも少なくないのです。自分の思いと他者の思いをしっかりと受け止め、自分なりの答えを出さなければならないのですが、それが難しい。世界で起こっている紛争もしかり、アメリカや日本でも自分の主張を曲げないで優先してしまう風潮も大いに気になります。私たちには本来、相手を受け入れお互いに高め合う力が備わっているはずです。小さな日常生活の中から、「受け入れる」ということを始めなければ。
ノーベル化学賞を受賞された北川進さんは、授賞理由の「多孔性材料」の研究を、50歳過ぎてから始められたそうです。新たな挑戦に、遅すぎるということはありません。もちろん早すぎるということもありません。思い立った時が、その時です。
2025年10月9日(木) 校長 清水勝幸
カテゴリ: 校長日誌|投稿時刻:2025年10月 9日