校長より 〜保護者の皆様へ、学校再開について〜

学校再開について
保護者の皆様へ

 39の県で、緊急事態宣言が解除となりました。神奈川県の解除が見送られたことは、現状に一定の困難さがあることと理解しております。学校及び教育関連施設では、実施してきた対応が継続されます。一方、再開に向けての検討も開始されています。保護者の皆様にはこのような状況の中、特に学校の始業、再開についてご心配をおかけしております。

 聖ヨゼフ学園小学校では、今やるべきことと、将来やるべきことを整理しながら、計画を立てて遠隔学習を進めてまいりました。オンラインのかたちがどうあるべきか常に確認をし、「学校と繋がっている」という安心感と「学びを止めない」という教育的価値の実現に努力してまいりました。「お話のひろば」をリアルタイムで双方向のやり取りへと展開できたことは、保護者の皆様のご理解とご協力の賜物と、教員一同心より感謝しております。教員も日々奮闘しております。この経過は緊急時の対応ですが、今後、活用できるように勧めてまいります。

 さて、6月1日より学校再開を計画しております。休校は5月31日で終了予定です。そのため、感染防止対策に十分配慮しながら教育活動を進めてまいります。分散分割登校を段階的に実施し、全面再開の準備とします。現在、学年別で4段階に分けた登校スタイルを検討しています。感染状況の収束により、段階の上げ下げで対応する計画です。分散分割登校となりますので、遠隔学習を組み合わせながら6月の時程を確定します。授業は、クラスを2グループに分け、教室または特別教室で実施します。教室では、1~2メートルの距離を開け、密閉状態や身体的接触がある活動は行いません。

 「三密」を回避し、手洗い、うがい、マスク着用など、児童にとって違和感のある日常となると思われます。この局面を乗り越え、教育活動が少しでも円滑に行えるように、学習面のみならず精神面への対応を最優先してまいります。衛生面と今後予想される暑さ対策を含めて、今週末にお知らせいたします。

 今後の状況を鑑みながら、本校として最善の対応をしてまいります。やむを得ず休校継続の場合は児童の学習保証を、学校再開の場合は児童の安全保証をセットにし、健康と命を守ることを最優先する判断を行います。

 これまで、Google ClassroomやZoomを運用してまいりました。お子様の端末操作のサポートや通信環境の整備など、保護者の皆様には多くのご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。また休校が長引く中、お子様方が抱えるストレスや学習面での不安を軽減しながら、生活リズムを保とうと努力を重ねていらっしゃったことと思います。今後は、遠隔による繋がりを活用しながら学校再開後のプログラム構築に邁進してまいります。重ねてのお伝えとなりますが、長期休暇の短縮、年間行事の組み直しなどの対策を講じ、休校で失われた授業時間の確保と指導項目の整理を行ってまいります。全教員で知恵を出し合い、不安な点を無くしてまいりますので、ご安心ください。

 聖ヨゼフ学園小学校では、どのような状況にあろうとも「信・望・愛」の校訓のもと教育活動を進めてまいります。児童一人ひとりが神様からいただいた賜物(能力)を精一杯伸ばし、意欲を持って主体的に学校生活が送れるように、教職員全員でお子様の大きな成長を図ってまいりたいと考えております。

 状況によっては更なる変更もあります。学校ホームページ等でお知らせさせていただきます。引き続きご協力いただきますようお願い申し上げます。

2020年5月18日
学校法人アトンメント会
聖ヨゼフ学園小学校 校長 荒屋勝寿



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