探究保護者勉強会
9月9日（土）に探究保護者勉強会が行われました。
本校の国際バカロレア教育について保護者の皆さまにも理解を深めて頂くために、
例年企画しているものです。
2学期と3学期にそれぞれ、「入門編」「基礎編」「応用編」に分かれて勉強会を行います。
今回は、「基礎編」と「応用編」を行いました。
基礎編では、PYPの基本要素の一つであるIBの学習者像（Learner Profile：LP）について理解を深めました。
勉強会の前半はIBにおける学習者像の位置づけについての説明を行いながら、
LP診断表を使って、現時点で自分がどの学習者に近いのか、足りないものは何かを客観的に捉えました。
そして、10個ある学習者像の中で、今回の勉強会を通して近づきたい学習者像を1つ決めて頂きました。
ワークショップでは、IBの学習者像をより身近に感じて頂くために、
「低学年用に学習者像の定義を説明しよう」と
「学習者像のイメージポスターをつくろう」という二つの活動を行いました。
最初は、参加者の皆さまも緊張気味の様子でしたが、
自己紹介をしたり、グループで話し合っていったりするうちに、
だんだんと笑顔が見られ和やかな雰囲気の中、イメージポスターの発表が行われました。
さて、午後の応用編は、学校で実践している、探究の時間における「戦略的な指導」について理解を深め、家庭でも実践できる「戦略的な指導」について考えました。指導の終わりに何を学ばせたいのか、何を身につけさせたいのかを考えて、計画的に指導していくことを戦略的な指導と呼んでいます。
ワークショップでは、「家庭の中の児童の様子から困っている場面をあらいだしてみよう」というテーマで、各家庭でゴール（目指す児童の姿）と足場かけ（ゴールに近づく仕掛け）を設定し、発表を行いました。
対面での探究保護者勉強会は、昨年度から引き続き行っていますが、お休みの中、多くの方にご参加頂きました。これからも皆様と共に学んでいけたら幸いです。ありがとうございました。
（文責：探究保護者勉強会 担当）
カテゴリ: 教室より｜投稿時刻：2023年9月11日
