「霊における会話」

 ゴールデンウィーク前半戦、毎年この時期は2日間の研修が予定されています。「第37回 校長・理事長・総長管区長・司教の集い」全国にあるカトリック学校の学長、校長、理事長、管区長(修道会の責任者)、司教が集まって研修を受けます。昨年に続き2度目の「霊における会話」の体験講座です。2021年から昨年まで開かれたシノドス(世界代表司教会議)で採用された会議の進行手段だそうです。そのルールは、テーマに沿って発言し、積極的に聞くこと、沈黙をその間に取り入れること、そしてグループ内にあると感じられる神様の息吹や声を見極めようとすることで、グループとしての意見を導き出す。

 最初に、テーマに沿って5分間、沈黙のうちに考えをまとめます。次に一人3分ずつ発表します。(私たちは5人グループでした)他の人の意見を聞くときは発言できません。全員の意見を聞いたら、また数分間沈黙のうちに聞いた意見について考えます。次は2分間、再度聞いた意見や自分の考えを分かち合います。全員分聞いた後、更に数分間黙想し、グループとして浮かび上がった方向性を話し合っていくのです。一致する部分や賛成できない部分、新たな発見も確認していき、グループとしての意見を発表します。

 聞くことの苦手な私には大きな刺激となりました。先生方の意見に耳をかたむけること、保護者や児童の意見に耳をかたむけること、意見の一致点と相違点を受け止め、共通する答えを求めていくこと。

 最後に、講師の先生から「職場やご家庭でもやってみると良いですよ。お互いを尊敬し、良い関係を築けるかも」と言われました。頑張ります。(今日も長くなりました)

2025年4月30日(水) 校長  清水勝幸


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