和解
学園の基本精神の最後に「混沌とした時代に希望の光をもたらし、愛をもって互いに支えあい、この世界に和解(アトンメント)と平和をもたらすと確信するからです。」と記されております。アトンメントを語る時、和解、一致、償いという宗教的なお話をしていかなければならないのですが、そこは平松学園長神父様のカトリック講座で丁寧にお話してくれます。
私は言語としての「和解」を少しだけ。和解の和という文字は、日本、日本語を意味したり仲良くすること、仲直りすること、調和のとれている状態のことを指します。ネットでは、「争いがなく穏やかにまとめる」とあります。「性質の違うものが一緒に溶け合う」ともありました。三省堂新明解国語辞典には「相手の言い分、立場を大幅に認め、譲れるものは譲り合うこと」と書いてありました。納得しがたい部分もないわけではありませんが、ひとまず置いといて、もう一つの「解」、ネットでは「もつれたごたごたを解きほぐす」とあり、新明解では「与えられた問題に対する答えや解き方」とあります。「和解」とは意見の違いを認めながら、お互いを尊敬し、一致点を見つけていくということでしょうか。現代社会では、最も難しく困難なことなのかもしれません。裏返せば、現代社会が最も必要とし、大切にしていかなければならないのが「和解」です。(全くの個人としての考えです。)
2025年11月6日(木) 校長 清水勝幸
カテゴリ: 校長日誌|投稿時刻:2025年11月 6日


