64回生 卒業生の皆さん・保護者の皆様へ

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう。

皆さんの晴れがましい姿を見て、胸がいっぱいです。

大空のもと、再会できたこと、とても嬉しいです。

通常と違う卒業式、寂しさはありますが、

今日をむかえられたことは、大きな、大きな喜びです。

私たちは、「たった一つのものが地球全体を危機に陥れることがある」ということを経験しました。

こんな時だからこそ、こんな時だからこそ、

皆さんには、 当たり前の幸せで、周りの人たちを包み込める、

優しく、賢い、日本人になってほしいと、強く思います。

今井先生と増子先生が、 6年間の小学校過程で最後となる名前を呼びました。

それは、お父様、お母様、ご家族の方がさずけてくださった名前です。

6年間、どれくらい名前を呼ばれたでしょうか。

6年間でどれくらい名前を呼びあったでしょうか。

皆さんは音楽会で「しあわせになあれ」「しあわせになあれ」と歌いました。

すこし、黙ってみましょう。

・・・・・・・・・

今、皆さんの歌声が先生方の心に響き渡りました。

目をつむると、ステージ上の皆さんの姿が浮かんできます。

名前は願いです。

名前はその人のために用意された深く、美しい願いです。

そして、皆さん一人一人が愛されている証でもあります。

名前に込められた願いを実現するだけではなく、聖ヨゼフ学園小学校での学びを力にして、

皆さんがこれから出会う人たちを、幸せに導いてください。

保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。

心よりお喜び申し上げます。

そして、この6年間、本校への温かいご理解とご協力をいただいたこと、心より感謝申し上げます。

卒業式の中止は、子どもたちの未来を決める第一歩であったと、ご理解願います。

49名の子どもたちの目は輝いています。頼もしい姿です。

地球上にどんなことが起ころうとも、乗り越えていく力がみなぎっています。ご安心ください。

さて、卒業生の皆さん、・・・いよいよ新たな出発です。

多くの人と出会い、大いに悩み、考え、 心豊かに、充実した人生を送ることができるように願います。

「信望愛」の精神を大切にし、 『地の塩、世の光』として、活躍してください。

卒業、おめでとう。

そして、ごきげんよう。

(文責:校長 荒屋 勝寿)



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