いいとこ見っけ!
朝起きて、ベッドから起き上がったとき、顔を洗うために鏡の前に立ったとき、支度が整い玄関を出るときに、おまじないのように「今日もいい日になる」と自らに言い聞かせる。大人の社会でも、子どもたちの学校生活でも、毎日いろんなことが起こる。良いこともあれば嫌なこともある。そのいろんな出来事にどう向き合っていくか、65年生きた私でもまだわからない。ただ、「今日もいい日になる」と魔法の言葉を口にすると、いい日になる・・・ことが多いような気がする。
子供の幸せを願う親としては、当然のように帰宅した子どもたちに声を掛ける。学校でのこと、勉強のこと、友達のこと。そんな時の声の掛け方が大切になってくる。「今日も楽しいことあった?」と聞くか、「何か嫌なことなかった」と聞くか。もちろん多くの方は楽しいことを聞くと思う。でも、何度か学校で嫌な思いをしたことがあると、つい「何か嫌なことなかった」と聞いてしまう。もちろん私にも若い頃があり、同じような苦い経験もある。だからこそ、誰かに声を掛けるときには、相手が元気になるような言葉を使おうと心掛けている。私たち教職員も然り。つい児童の足りないところを見つけ、伸ばしてあげたいと願う教育者あるある。もちろんそれも大切だが、子どもたちも、保護者の皆様も、私たち教員も、みんなで「楽しいこと見っけ」「いいとこ見っけ!」で頑張る方が楽しい。
2025年5月26日(月) 校長 清水勝幸
運動会の練習後、和太鼓を運ぶ先生方。力強い! 私には絶対無理。
カテゴリ: 校長日誌|投稿時刻:2025年5月26日